所 信
2005年度 社団法人佐野青年会議所
第40代理事長 井沢博徳
夏の日
少年の真っ黒に日焼けした顔には まばゆいばかりの瞳が輝いていた
その瞳に 私は言いようのない、愛おしさを感じた
この瞳から輝きが消えないように
この瞳が未来を見つづけることができるように
この瞳が言われ無き苦痛で濁ることがないように
自分にできることを精一杯やろう
私は、想像します。子どもたちの顔からは笑顔が溢れ、青年たちは揚揚と未来を語り、大人たちは自らの人生を誇りとし、年を取ってなお人生を楽しむことを忘れない人々が住むまち。そんな新佐野市の姿を。
そして私たち社団法人佐野青年会議所は新佐野市がそんなまちになることを目指して活動してまいります。
感謝
「平凡こそ非凡である」。2003年、佐野青年会議所の例会で林覚乗さんはおっしゃいました。日々の平凡な毎日がいかに非凡であって、平凡な日々が続くことがいかに困難であり、ありがたいことなのかということです。
そこで2005年は日々の平凡に嘆くのではなく、そこに感謝するというところから始めたいと思います。私たちの住むこの地に悠久の昔から絶えることなく流れる川の流れ、私たちに様々な恩恵を与えてくれる山々、先人たちが築いたこのまち、そして先輩方が築き残していただいた佐野青年会議所39年の歴史、それら全ての自然、人、連綿と続く時間の流れに感謝する気持ちを2005年、社団法人佐野青年会議所のスタートといたします。
チャンス到来!!
2005年 私たちの住むまちに佐野市という新しいまちが誕生します。
昨今日本各地では地方分権という名のもとに行政主導の合併がすすめられています。この背景には中央集権という仕組みの疲弊や財政難といった問題があるように見受けられます。このまま政府が進める効率化の為の合併を進めていったら私たちのまちはどうなってしまうのでしょうか。その先に明るい豊かな社会はあるのでしょうか
思い出してみてください!!私たちのまちにはちいきを愛する多くの人たちが住んでいることを。1997年合併協議会設置の為にご署名をいただいた、2万580名の人たち。そして2003年には合併後すぐに議会議員選挙を行うことを望んだ多くの人たち。こんなにもたくさんの人たちの思いがあるかぎり私たちのちいきの未来は明るく輝いていると確信します。そしてこの合併は私たちのまちが真の地域主権を獲得するための絶好のチャンスになるのです。そうです今がチャンスなのです。
私たちはこの合併を機に、私たち佐野青年会議所が行ってきた過去のまちづくりの運動を検証し、今後のまちづくりのビジョンを描き、2005年を新たなまちづくりの幕開けとしていきたいと思います。
NPOと行政の新たな関係
これからのまちづくりを考える上でNPOの存在は忘れることはできないでしょう。住民の行政サービスへのニーズは高度化、細分化していく一方で、行政は一段のスリム化を余儀なくされるでしょう。そんな状況の中、行政サービスの新たな担い手としてNPOは周囲から大きな期待をされています。そればかりではなく、私はNPOにはもっと別の可能性をも秘めているように考えています。それは戦後の復興期に日本人が失ってしまった人と人のつながりを蘇らせることができる機会として重要な役割をも持っているのではないでしょうか。NPOは志ある人たちが、自らその志の為に活動をしている団体です。そんな思いが人と人をつなげ私たちが忘れかけている「お互いさまの心」を思い出させてくれるのではないでしょうか。私たちは、そんなNPOが社会の中で活き活きと活躍できる社会環境を創造していきたいと思います。現在多くのNPOでは組織を継続的に運営をする為の資源(人、物、金、ノウハウ)が十分とはいえない状況なのではないでしょうか、そこでNPOと行政の信頼関係を築き、NPOが継続的な運営をできるように必要な資源が循環できるように、NPOと行政の橋渡し役を務めていきたいと思います。
やさしさ溢れるまち
明るい豊かなまちってどんなまちでしょう。福祉が充実しているまち、みんながお金持ちになれるまち、庁舎が立派なまち、犯罪のないまち、明るい豊かなまちの姿はひとそれぞれ、いろいろな姿があるかと思います。私が思う明るい豊かなまちとは自信に満ち溢れ、やさしさいっぱいの人たちが幸せに暮らすまち。そんなまちなのです。
ある朝、私の子どもが通う学校の旗当番に立ったときのことです。通学する子どもたちにおはようと声を掛けると、元気におはようございます!!と返ってくる子もいれば何だか元気の無い子がいたり、友達同士ケンカしながら登校している子がいたりしました。どうしてこの子は元気が無いのだろう?どうしてケンカしているのだろう?とそんな子どもたちの姿がちょっと心配だったりしたことがありました。
隣近所、家の前を通学する小学生、散歩をするお年寄り、みんながやさしさで繋がる美しい社会であったら、子どもたちはそのちいきのやさしさという繋がりに守られ、強くやさしくすくすくと育っていくことができるのではないでしょうか。そして自分たちの子どもたちはやがて大人になり、自分たちが住むちいきにやさしさという繋がりを創り、ちいきの子どもたちへ更なる愛情を注ぐことができるのだと思います。こんなやさしさが世代を超え連鎖をする社会を築くことで、私たちのまち、私たちの社会はより豊かで、より確かで平和な社会になるのだと確信します。私たちは新しいふるさと、新佐野市にやさしさの連鎖を起こし、そこから世界に向けてやさしさ溢れる社会の創造を提案していきたいと思います。
郷土愛そして日本人として
私たちは何故日本人なのでしょか。日本という地域に生まれ、育ったからでしょうか?普段の生活の中ではまったく必要のないことかもしれない、こんなことを自ら問い掛けたことはありますか。オリンピックで日本人選手が表彰台に立ち、君が代が流れる瞬間何を感じますか。
私は日本人です。何故なら、私は生まれたこの地が好きだからです!この地に吹く風が好きだからです!この地で自分を育ててくれた人たちが好きだからです!この地で時間を共有した友が好きだからです!そして愛する家族が住むまち佐野市が好きだから、やっぱり日本人なのです。
空を見上げてみてください
私たちは今、何千年もの遠い昔に輝いた星たちの光を見ることができます
佐野青年会議所は地域に住む有志メンバーで構成されています
そのメンバーひとりひとりが強く個性的な輝きを放っていたならば
その集まりである、佐野青年会議所という銀河は
宇宙の中でひときわ美しく、ひかり輝く銀河になることでしょう
今輝いた光は50年後
私たちの子どもたち、孫たちへ美しい光となって届くことでしょう
今こそメンバーひとりひとりが個性豊かにひかり輝く瞬間なのです
そして届けましょう未来へ
ひかり輝く佐野青年会議所という銀河を
伝えましょう
青年としての気概と熱き思いを
いつまでも、いつまでも少年の輝く瞳に
輝く銀河が映り続けることを願って